ハイエースを廃車する前に
トヨタのハイエースは、特に平成16年以前のモデルは、生産終了後もいまだに人気が高いワンボックスカーです。
ハイエースを廃車するには、自動車リサイクル法により、所轄の自治体から許可を受けて運営している引取業者に、使用済自動車としてを引き渡さなければいけないことになっています。
ただ、ハイエースは人気が高いだけに、走行距離が長かったり、故障車や事故車でも、一度、中古車の買取業者に査定を依頼してみると良いでしょう。
実際、ハイエースの場合、年式が古く、走行距離が30万kmを超え、しかも事故車、というようなケースでも、結構高い値段がつくことが多いようです。
海外、特にアフリカで人気のハイエース
10年以上または10万キロ以上走った車や、事故車の場合、日本では中古車としての価値はなく、ほとんどが廃車となります。
ただ、廃車と言っても、すべてがスクラップとして処分されるわけではなく、海外にそのまま輸出され、また走ることになる、というケースも多いのです。
特にハイエースは、壊れにくい頑丈な車なので海外でも人気で、既に30万キロくらい走ったような車でも、さらに50万キロ、100万キロくらいは走り続けることが出来るのです。
海外でもアフリカの国々になると、ハイエース信仰のようなものがあり、走行距離が30万kmを超えていても、国によっては数百万円で売れた、という話も聞かれます。
ハイエースは廃車せずに、まずは査定を
また、海外でさらに走り続けると、やはり、どうしても故障することがありますが、自国ではパーツは生産していないので、修理には、日本から中古のパーツを輸入するしかありません。
このため、例え事故車であっても、使えるパーツはいくらでもあるので、パーツ取りのために利用されることになります。
年式の古いハイエースでも、高い値段がつくのはこうした理由によるのです。