廃車にすることが決まってしまったとしたら、カーステレオなどはもちろん、愛車のハンドルを記念にとっておきたいという人もいるでしょう。でも、もしかしたらそれは、法律違反になってしまうかもしれません。法律を正しく知って、知らぬ間に法を犯さぬよう気をつけましょう。
自分で部品取りしたい人はちょっと待って!
2005年に「自動車リサイクル法」が施工されました。この法律の大枠は、他の電化製品のリサイクル法などと同じ考え方で、主な目的は環境保護です。素人が解体してうっかり有害物質などがまき散らされることのないよう、精密機械の中身を空ける際にはプロが行わなければなりません。一般ユーザー、引き取り業者、フロン回収業者、解体業の許可を受けた業者、それぞれができること、できないことが規定されています。
この自動車リサイクル法によれば、廃車は持ち主が意思を持って「この車を使用済み車とする」とし、廃車の手続きに入ってしまった瞬間から、解体業者でなければ対象車両の解体ができません。
もちろん、カーステレオやカーナビなどの「付属品」を取り外すのは、この時点でもOK。ただ、自走に必要な「部品取り」までは、解体の一部とみなされ、解体業の許可を受けている業者でないとできなくなってしまうのです。
頼りになる廃車専門買取会社の存在
もしも既に外してしまった部品がある場合には、知らないうちに法に触れることがないよう、引き取り業者には見積もりの段階できちんと現状を見てもらい、正しい廃車手続きがなされるよう相談し、指示を仰がなければなりません。そんなときに頼りになるのが、廃車買取専門会社です。
廃車買取専門会社は、事故車や水没車など、すでに自走できなくなってしまったような車についても、買取の相談に乗ってくれます。レッカー料金無料、見積もり無料の上、もしかしたら値段がつくかもしれません。これは、ディーラーや中古車買取店ではありえないことです。しかも、煩わしい廃車手続きが無料のところがほとんど。お金も手間も省けます。
今ある愛車がどんな状況だとしても、廃車専門の買取会社なら、どーんと受け止めてくれるはず。廃車のプロに、気軽に相談してみましょう!