どれくらいの走行距離で過走行車となるの？
過走行車と多走行車の区別はやや曖昧となっていますが、一般的に、年式に関係なく走行距離が５～７万kmを超えた場合、多走行車と呼ばれ、１０万kmを超えると過走行車と呼ばれることが多いようです。
ただ、年式は関係ないことから、例え購入後１５年くらい経っている車でも１２万kmくらいしか走っていないなど、年式に比べあまり走行距離が長くなければ、過走行車とは言われないみたいです。
それでも、中古車の市場では走行距離が１０万kmを超えている車は敬遠されやすいようです。
過走行車でもメンテナンスがポイント
ただ、走行距離が１０万kmを超えれば過走行車と考えるのは日本だけで、海外ではまだまだ新しく、５０万、６０万kmを超えていても中古車としてはまだ質が良いほうとみなされるようです。
走行距離以外、車はある程度の距離を走ると各部品が劣化するので、各部品のメンテナンスをきちんと行っていれば、良い状態で維持できます。
例えば、タイミングベルトなども、定期的にきちんと交換を行います。
これ以外、オイル、ファンベルトも定期的交換しているか、それ以外の各部品も交換・メンテナンスを行っているか？
こうしたことがきちんと行われているのなら、例え過走行車でも買取の際、結構良い価格で査定してもらえます。
過走行車は海外での需要も
また、過走行車で、日本では中古車として査定できないような車でも、海外、特に中東、東南アジア、アフリカなどでは、故障が少なく、性能がよい日本車は人気が高く、特にディーゼル車や4駆車などは、驚くくらいの金額がついたりします。
また、故障していても、海外では人件費が安いことから、日本と比べても格安で修理が出来ます。
さらに、既に販売されていないパーツを持つ過走行車でも、パーツ取りして国内や海外で取引対象となります。
こうしたことから、海外への輸出用でも、過走行車は需要があるのです。
